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強風で進路外れフェリー衝突 停電、運休も

強風に流され、造船所のクレーンに衝突したフェリー=愛媛県八幡浜市で2016年1月19日午後2時10分ごろ、渕脇直樹撮影

 北陸や四国では19日、暴風雪による事故や交通機関の混乱などが相次いだ。福井県あわら市でバス横転事故が起きたほか、愛媛県八幡浜市の八幡浜港では、出港直後のフェリーが強風にあおられて進路を外れ、港内のクレーンに衝突する事故があった。

     八幡浜港では午後0時50分ごろ、バックで出港した大分県臼杵市行きフェリー「おれんじ四国」(2918トン)が港内を蛇行し、南側の造船所「栗之浦ドック」のクレーンに衝突。フェリーは自力で脱出できなくなり、タグボート2隻に引かれて約2時間後に再接岸した。衝突で船体の右舷3階旅客ドアが損傷。乗客23人と車17台が乗っていたが、けが人はなかった。

     八幡浜市には事故当時、暴風雪・波浪警報が出ていた。船を所有する九四オレンジフェリーの運航管理規定では、平均風速が港内で15メートル、沖合で20メートルを超える場合欠航だが、事故当時はいずれも基準未満だったという。

     乗船した高知県四万十町の畜産業、東宗幸さん(74)は「クレーンに衝突し、ガリガリと大きな音がした。乗客はみな落ち着いていた」と話した。

     JR四国は強風の影響で、瀬戸大橋線の児島(岡山県倉敷市)−宇多津(香川県宇多津町)、坂出(同県坂出市)間の運転を始発から午後4時10分ごろまで見合わせた。

     一方、福井県あわら市下番(しもばん)の県道(通称・芦原街道)で午後2時35分ごろに横転したのは、石川県加賀市と大阪市を結ぶ乗り合いバス。加賀市の片山津温泉を出発してあわら市のバス停を経由した後、福井県坂井市の北陸自動車道丸岡インターチェンジへ向かう途中だったという。福井地方気象台によると、あわら市に風雪注意報が出され、現場に近い坂井市三国町で午後2時40分に最大瞬間風速22.6メートルを観測した。

     石川県内では、雪によるとみられる車両のスリップ事故が19日午前9時までの24時間で18件発生し、同県加賀市で1人が軽傷。同県内の約1040世帯が最大2時間40分停電した。富山県では落雷などの影響により2010世帯が一時停電した。

     JR西日本金沢支社によると、北陸線などでは関西と北陸を結ぶ「サンダーバード」26本を含む特急50本などが運休。北陸新幹線は通常通り運転した。【渕脇直樹、黒川優、岸川弘明、村山豪、古川宗】

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