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早くも「五代ロス」 快走の訳は…

NHKドラマ「あさが来た」の撮影に臨んだ波瑠さん(左)と玉木宏さん=奈良県橿原市今井町で2015年5月19日午後4時19分、屋代尚則撮影

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あさが来た」の好調が続く。昨年9月末の放送開始以来、1週間ごとの平均視聴率は20%超を維持(ビデオリサーチ調査を基に算出、関東地区)。22日には俳優のディーン・フジオカさん(35)演じる実業家、五代友厚が最期を迎え、インターネット上では「五代ロス」の言葉も飛び交う。改めて人気の理由を探ると−−。【屋代尚則】

 女優の波瑠(はる)さん(24)演じるあさは、幕末から大正という激動の時代を生き抜いた実業家、広岡浅子がモデル。先月4日の視聴率は番組で最高となる27.2%(ビデオリサーチ調べ、同地区)。朝ドラの放送開始が午前8時に変わった2010年度以降では「ごちそうさん」(13年度後期)の27.3%に次ぐ数字だ。

 「本気で思う心しか人の心には届かへんのだす」。あさは、力強いたんかや型破りな言動で周囲を驚かせる異色のヒロインだ。そこに昨年大ヒットしたドラマ「下町ロケット」(TBS系)との共通点を見いだすのは、元毎日放送プロデューサーで同志社女子大教授の影山貴彦さん(メディアエンターテインメント論)。「どちらの主人公も近年のドラマでは珍しい愚直に生きるタイプ。真っすぐに生きにくいと感じている今の視聴者が求める主人公像と合致したのではないか」と見る。

 近代の女性史に詳しい佐伯順子・同志社大教授(メディア学)は「料理や看護、美容など女性が就きやすかった職業でなく、男性中心の実業界に乗り出した女性を描いたことに意義がある」と話す。

 朝ドラを30年以上見続けているコラムニストのペリー荻野さんは「時代の波に翻弄(ほんろう)される『女の一代記』が共感を呼んだ。また、激動の幕末期に時代設定したことで、いや応なしにドラマチックな展開になっている」と解説する。朝ドラ史上初となる俳優のちょんまげ姿も新鮮だったようだ。

 脇を固める登場人物も人気を支える。例えば、あさが経済の師と仰ぎ、後に近代大阪経済の父といわれた五代友厚。甘いマスクで人気のフジオカさんが演じるが、年明けにNHKの佐野元彦・制作統括が「五代の死」を発表した直後からファンの嘆きが聞かれるように。制作側は、五代が登場する回想シーンを増やすことなども検討しているという。

 今後は大隈重信夫妻役の高橋英樹さんと松坂慶子さんなど新たなキャストが登場。これからも「びっくりぽん(あさの口癖)」な展開から目を離せそうにない。

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