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「新たな解決策を模索」名誉棄損、無罪主張

朴裕河・世宗大学教授=東京都千代田区で2015年12月10日、内藤絵美撮影

 【ソウル大貫智子】著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦の名誉を傷つけたとして在宅起訴された韓国・世宗(セジョン)大の朴裕河(パク・ユハ)教授は20日、ソウル東部地裁で開かれた事実上の初公判で「新しい見方で(慰安婦問題の)解決策を模索しようとしたものだ」と無罪を主張した。

     朴教授は、日本の裁判員裁判に似た「国民参与裁判」の適用を地裁に申請。地裁は、29日の次回公判で適用するかの判断を示す。無作為に選ばれた陪審員が有罪か無罪かの「評決」を出して裁判官に勧告する制度だが、評決に拘束力はない。

     朴教授は申請した理由について、記者団に「裁判所に使命感や正義感があるのか確信が持てない」と述べた。

     同地裁は13日、元慰安婦らの起こした名誉毀損(きそん)の損害賠償請求訴訟で朴教授に計9000万ウォン(約880万円)の賠償を命じている。朴教授は控訴した。

     朴教授は、国民の判断を仰ぐためインターネットで本の内容を無料で一般公開する方針だという。

     朴教授は2013年に出版した同書で、日本軍と朝鮮人慰安婦について「奴隷的であっても、基本的には『同志』的関係にあった」などと記述。そのうえで、慰安婦問題は、日本の帝国主義や植民地支配に起因するとの見解を示した。

     元慰安婦らの刑事告訴を受けた検察は昨年11月、慰安婦が自発的な協力者として表現されていると問題視し、朴教授を起訴した。

     起訴を受け、日米の有識者が「学問の自由を封圧する行為」などと抗議声明を発表。韓国では、起訴に賛成、反対それぞれの識者が声明を出した。

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