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駐日仏大使

「テロの目的失敗、国民は結束」

取材に応じるフランスのティエリー・ダナ駐日大使=2016年1月20日、東京都港区のフランス大使館で宮川裕章撮影

 フランスのティエリー・ダナ駐日大使が20日、毎日新聞の取材に応じ、昨年11月のパリ同時多発テロについて「フランスを分断させようとしたテロの目的は失敗に終わった」と言明。テロ事件以降も、イスラム教徒などを対象とした差別的な凶悪事件は起きていないとして、「フランス国民は結束した」と語った。

     大使はさらに、昨年12月にパリで開かれた国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)について、「テロリストが否定するのが対話、交渉、合意だ。我々はまさにその反対のことを成し遂げた」と評価。COP21の開催が「テロと戦ううえでの最高の特効薬となった」と話した。

     大使は、今後の世界について「絶対安全と言える場所はない」と指摘。「日仏両国は、これまで通り政治的に団結し、テロ情報などを緊密に交換しながら協力する」と語った。

     一方で、反移民の姿勢を取る極右政党「国民戦線」が勢力を伸ばす可能性については、「今後の選挙の結果を見守らなければならない」と慎重な見方を表明。「危機的状況では、単純化された主張ほど受け入れられやすい」と述べた。【宮川裕章】

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