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「80〜85キロで走行か」蛇行映像

公開された事故直前のバスの映像

 乗客・乗員15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーツアーバス転落事故で、転落現場から約250メートル手前の定点カメラの映像に、センターラインからはみ出し、車体を傾けながらS字カーブを走るバスが映っていることが分かった。時速50キロ規制だが、専門家は「80〜85キロで走っていたとみられる」と指摘。県警軽井沢署捜査本部は、下り坂を走っていたバスが、少なくとも転落の約250メートル前には何らかの原因で速度が上がり、バランスを崩して蛇行、事故を起こしたとみて映像を分析している。【尾崎修二、巽賢司】

 事故があった国道18号「碓氷(うすい)バイパス」を管理する国土交通省が20日、映像を公開した。カメラから、バスが左側ガードレールに接触したとされる地点までの約150メートルを含む区間を走るバスが約8秒間、記録されている。転落現場は映っていない。

 映像は左カーブの途中から始まる。画面手前から現れたバスはすぐにセンターラインを越え右側に車体が傾く。左車輪が浮いているようにも見える。ブレーキランプは点灯し続けているようだが、はっきりと確認できない。続いて右カーブに差し掛かり、バスが左側ガードレールに接触したとみられるカーブ出口付近を通った後、山陰に隠れる。

 現場から約1キロ手前の、群馬県側からの上り坂がほぼ終わる入山(いりやま)峠頂上付近にあるカメラの映像も公開され、この段階ではバスの走行に異常はみられない。

 民間の法科学鑑定研究所(東京)の石橋宏典・主席鑑定人は、映ったカーブの半径や車体の傾きから、バスは時速80〜85キロで走っていたとみる。また、転落現場のカーブは時速70キロまでなら曲がれるため、転落時は85キロ前後かそれ以上の速度が出ていると考えられると指摘。「車体後部から残光が伸びているので、ブレーキランプはついているようだ。ブレーキは操作したが適正に作動しなかった可能性がある」と話す。

 一方、捜査本部は20日、事故車両の検証を終え、運行記録計(タコグラフ)の記録紙など4点を押収した。記録紙には速度などが記録されており、分析を進める。

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