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口利き疑惑「1週間以内に説明」

記者会見で質問に答える甘利明経済再生担当相=東京・永田町で2016年1月22日午前10時48分、徳野仁子撮影

 甘利明経済再生担当相(66)は22日午前の記者会見で、自身や秘書が千葉県の建設会社から口利きの依頼を受けて現金を受け取ったとする週刊文春の報道に関し、「少なくとも私のことは、1週間以内に記憶を確認して話ができると思う」と述べた。甘利氏が説明の時期を示すのは初めて。秘書に関しては「3年間地元を留守にしていて全く知らなかった。報道と本人の話が違い、第三者も含めて本格的に検証しないといけない」と述べ、時間がかかるとの認識を改めて示した。

     甘利氏は、大臣室や事務所で多額の現金を受け取ったことがあるかと問われ、「今回の件以外ではない」と否定。今回の報道については「自分の記憶が間違っていないと自信がある」としつつ、「記憶と報道が違うところがあり、立ち会った秘書や事務所関係者に確認している」と釈明。「自分の発言が二転三転することは避けたい」と述べた。

     進退に関しては「職務に専念する」と改めて辞任を否定し、安倍晋三首相から「説明責任を果たし、(問題を)乗り切って職務に専念してほしい」と言われたことを明らかにした。

     一方、民主、維新など野党は同日午前の衆院議院運営委員会の理事会で、甘利氏本人が建設会社から現金を受け取ったか同日午後の甘利氏の経済演説までに明らかにするよう要求。これを受け、理事会はいったん休憩した後、萩生田光一官房副長官が出席して再開。甘利氏が早期に調査結果を公表する考えであることなどを萩生田氏が説明したが野党は納得せず、午後1時予定の本会議開会はずれ込んだ。

     民主党は22日午前、甘利氏の疑惑を追及するチームを党内に設置することを決めた。党として独自に甘利氏の説明と政治資金収支報告書との食い違いなどの問題点を調べ、国会審議で問いただす方針。

     甘利氏の疑惑を巡っては同日午前、与党幹部や閣僚から発言が相次いだ。

     自民党の谷垣禎一幹事長は会見で、2月4日にニュージーランドで行われる環太平洋パートナーシップ協定(TPP)署名式に言及し「余人をもって代え難い」と強調。引き続きTPP担当相として閣僚を続けることに期待を示した。

     麻生太郎副総理兼財務相は「政治資金の取り扱いに疑問を持たれれば、議員自らが説明していくことが必要なのは言うまでもない。甘利氏が調査したうえで説明責任を果たしていかれるのだろう」と述べた。石破茂地方創生担当相は「一般の方は秘書の看板を信用されて契約や依頼をする。秘書だから関係ないということにはならない。一般論として、十分なる(政治家の)監督責任とは何かという話は当然出てくる」と指摘した。【細川貴代、松本晃】

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