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LGBTQ

学校向けの解説本出版 横浜のNPO代表ら

 思春期の性的マイノリティー(LGBT)について子どもや教師に伝える本「LGBTQを知っていますか? “みんなと違う”は“ヘン”じゃない」を横浜市のNPO法人「SHIP」の星野慎二代表(56)らが出版した。県立高校の養護教諭が実際に出会った生徒のケースや、授業の実践例を書いた章もあり、学校現場で役立つ内容となっている。

     星野代表は2002年にSHIPの前身である性的マイノリティーの支援団体を設立。SHIPでは当事者の交流スペースの運営や電話相談のほか、学校や行政機関での講演も多数手がけている。

     本は、学校の図書室や保健室に置いて子どもたちに手に取ってもらうことで、相談のきっかけになるようにと企画された。「LGBTQ」とはレズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)、クエスチョニング(自分の性のあり方を探している状態の人)の頭文字を取った総称。一般に「LGBT」と表されることが多いが、特に思春期には性のあり方(セクシュアリティ)が定まらないこともあるため「揺れ動いていてもいい」というメッセージを込めて「Q」も加えたという。

     子ども向けには、多様なセクシュアリティを4コマ漫画も交えて解説し、当事者の体験談を載せた。教員向けには、性的マイノリティーの児童生徒や保護者への対応、相談を受けた際の注意点などを具体的に紹介。高校でセクシュアリティをテーマに授業をするための授業案やワークシートも盛り込んだ。星野代表は「多様性は学校から伝えていくことが大事。特に教員の立場から書かれた内容は、子どもには励みに、一般の教員には参考になると思う」と話す。

     少年写真新聞社発行。1512円(税込み)。【藤沢美由紀】

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