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北海道新幹線開業で引退 3月ラストラン

函館から青森に向かう特急「白鳥」。デザインは各特急で変更されている=北斗市で2016年1月21日午前11時51分、遠藤修平撮影

 クリーム色の車体に窓枠の赤いデザインが特徴だった特急車両「485系」が3月、定期列車としての運行を終了する。同月26日の北海道新幹線開業に伴い、最後の定期列車となっていた特急「白鳥」(新青森−函館)が廃止されるためだ。485系は旧国鉄時代の1968年に登場。鉄道ファンは「半世紀にわたって日本各地を走った名車だった」と名残を惜しむ。

     485系は、電流の周波数が異なる東日本、西日本両地域を直通運転できる初めての車両だった。68年には上野−仙台間の「ひばり」と上野−山形間の「やまばと」などで運行。約1400車両が製造され、大阪−青森間の「白鳥」や岡山−博多間の「つばめ」など全国各地で使用された。

     北海道には75年、道内初の電車特急「いしかり」(札幌−旭川)として上陸。ただし、厳しい寒さから電気の配線を通すプラスチック製の管が割れるなどしてわずか5年で新型車両に交換された。その後、88年の青函トンネル開業に伴い、比較的寒さの緩い盛岡−函館間の「はつかり」として道内運行が再開された。

     老朽化のため、全国各地の485系が相次いで廃車される一方、道内では2002年から八戸(現在は新青森に短縮)−函館間の「白鳥」にも使用された。最後の定期列車となった白鳥は3月21日、午後6時21分函館発の列車が最終運行となり、廃車される。

     JR東日本は、白鳥の廃車後も485系65両を保有するが、今後は定期列車ではなく、臨時列車や観光列車として使用する方針。

     鉄道友の会北海道支部の松居国男支部長(74)=札幌市西区=は「485系のデザインは当時の鉄道ファンの憧れの的だった。私も初めて乗った時、ディーゼル車とは違うモーター音に新しい時代の到来を感じた。昨年6月に白鳥に乗ったが、かなり老朽化していた。今はただ『お疲れさま』と声をかけてあげたい」と話した。【遠藤修平、小川祐希】

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