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女性や黒人など少数派を2倍の改革案

米アカデミー賞の候補者発表式。主演男優賞にもすべて白人の5人がノミネートされた=米カリフォルニア州ビバリーヒルズで2016年1月14日、AP

映画芸術科学アカデミー 20年までに

 【ロサンゼルス長野宏美】米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは22日、賞の投票権を持つ会員について、2020年までに女性や黒人など少数派の人数を2倍にするなどの改革案を発表した。演技部門の候補者20人が、2年連続で全員白人だったことを受けて批判が高まっていた。

     ロサンゼルス・タイムズ紙の12年の調査では投票権のある会員の約94%が白人で、男性が約77%、平均年齢は62歳と偏りが指摘されていた。

     会員は俳優や監督、映画会社の役員で構成され、生涯にわたり投票権が与えられていた。今後は、新規会員について投票権を持つ期間を10年に限り、活動実績に応じて更新する制度を導入する。ただし、受賞者やノミネートされた経験がある会員は従来通り生涯にわたる投票権を持つ。

     アカデミー側はこれまでも新会員を増やすなど多様性の確保に努めてきたが、今年も主演と助演の男優・女優賞の候補計20人を白人が独占。ソーシャルメディアでは「オスカーは真っ白」というハッシュタグができ、批判が殺到した。

     黒人監督のスパイク・リーさんや黒人俳優のウィル・スミスさんらが抗議のため2月28日の授賞式欠席を表明していた。スミスさんはアメフット選手の脳しんとうが題材の「コンカッション(原題)」で医師役を演じ、前哨戦のゴールデン・グローブ賞では主演男優賞候補(ドラマ部門)入りするなどアカデミー賞のノミネートも期待されていた。

     1974年の映画「ハリーとトント」でアカデミー賞の脚本賞候補になった会員のジョシュ・グリーンフェルドさん(87)は自身も高齢の白人男性に当たるが、「高齢になると活動が活発でない人もいる。定年制を取り入れるべきだ」と語った。

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