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甘利氏説明、28日までに

衆院本会議で民主など多くの野党が退出した後、経済演説をする甘利明経済再生担当相(中央奥)=国会内で2016年1月22日午後3時24分、藤井太郎撮影

 甘利明経済再生担当相と秘書が千葉県の建設会社から口利きを依頼され、見返りに現金を受け取ったとする週刊文春の報道を受け、国会審議にも影響が出始めた。22日の衆院本会議では安倍晋三首相の施政方針演説の開始が1時間遅れた。甘利氏は同日の記者会見で自身の疑惑を巡る調査について「1週間以内」に明らかにすると表明。萩生田光一官房副長官も衆院議院運営委員会の理事会で「28日が期限」と伝えた。疑惑を巡る攻防は来週後半に山場を迎えることになりそうだ。

    野党、経済演説欠席

     22日午前の衆院議運委理事会では民主、維新など野党が同日午後1時の施政方針演説までに、甘利氏本人が建設会社から現金を受け取ったか否かを説明するよう要求した。萩生田氏は「(説明の)期限は28日だが、調査が終われば早めに報告する」などと説明し理解を求めた。

     しかし、野党側は納得せず施政方針演説の開始が遅れた。さらに、民主、維新、共産、生活、社民、改革結集の各党は、政府4演説で最後に行われた甘利氏の経済演説の前で退席した。

     甘利氏は演説冒頭で「週刊誌報道でお騒がせし大変申し訳なく思っている」と陳謝。「必要な調査をしっかりと行い、事実を確認のうえ、国民に疑惑を持たれないようしっかりと説明責任を果たす」と述べた。

     退席した民主党の岡田克也代表は「時間がかかる話ではない。なぜ1週間かかるのか」と甘利氏の対応を批判。「これだけ恥ずかしい疑惑が報じられているなかで環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に署名すれば国の恥だ」と語り、2月4日にニュージーランドで予定されているTPP署名式に甘利氏が出席することに反対する意向を表明した。共産党の志位和夫委員長も「甘利氏本人が大臣室と事務所で50万ずつお金をもらったか調べるのに1週間もかからない」と訴えた。

     国会は26〜28日に衆参両院で各党の代表質問が行われる。29日からは衆院予算委員会の審議が始まる見通し。甘利氏が28日までに説明するとしたのは続報が掲載される可能性がある週刊文春が同日発売となることや、野党の追及が激しくなる予算委の日程を念頭に置いたためとみられる。

     一方、甘利氏は記者会見で、秘書の関わった問題など自身以外の疑惑については調査を切り離し、第三者を交えた調査で別途、結果を明らかにする考えを示した。首相から「説明責任を果たして乗り切り、職務に専念してくれ」と伝えられたことも明かした。【細川貴代、松本晃】

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