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97%が鹿児島県に…環境省が初の全国調査

ナベヅル、マナヅルの越冬地がある県

 日本国内で越冬するナベヅル・マナヅルの越冬地が、九州、四国を中心とした14県にとどまることが、環境省が実施した初めての全国調査で明らかになった。越冬するツルは総計で最大1万7553羽で、全体の97%が鹿児島県に集中していた。環境省は鹿児島の過密状態を緩和するため、新たな越冬地作りを目指し、専門家会合で検討する。

 ナベヅル・マナヅルは20世紀初めまで、全国で越冬していたが、乱獲や開発などで激減し、越冬地も減った。計1万6990羽が越冬する鹿児島県出水市でも一時300羽以下に減り、保護活動が実施されて回復した。

 今回の調査は、日本野鳥の会などが会員の目撃情報などを基に集計し、全国の分布状況をまとめた。出水市以外の主な越冬地は、四国(高知・愛媛・徳島)300羽▽長崎県諫早市80羽▽熊本県玉名市78羽▽山口市48羽−−などだった。

 過密状態が続くと、感染症などで大量死する懸念がある。環境省の検討会は、越冬の適地の整備や、過密状態の越冬地からの個体の移送方法などについて議論している。【渡辺諒】

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