メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

イランに高速鉄道 首脳会談合意、原発2基輸出協議

 【テヘラン田中龍士】中東歴訪中の中国の習近平国家主席は23日、イランの首都テヘランでロウハニ大統領と会談し、関係強化を確認した。両国は、中国がイランの高速鉄道を整備し、資金を支援することなど、幅広い分野での協力を目指す17の合意文書に署名した。文書には、核エネルギーの平和利用協力も明記。中国は原発2基の輸出に向けた協議をイラン側と続けている。イラン核問題に関する制裁解除後、外国元首のイラン訪問は初めて。

     イラン大統領府によると、ロウハニ師は会談で「中国は、苦しい時期も常にイランを支持してきた。両国関係をさらに発展させるべきだ」と述べた。合意文書には中国が提唱する欧州に至る経済圏構想「一帯一路」などでの協力も盛り込まれた。イランは制裁で疲弊した経済再建に向け、中国からの投資などで経済協力を期待している。

     イランにとって中国は最大の貿易相手国。2014年の貿易高は約540億ドル(約6兆4140億円)。会談では、今後25年にわたる協力促進を目的とした「包括的戦略パートナーシップ」の提携や、今後10年間で両国間の貿易総額を6000億ドル(約71兆2680億円)に増やすことも協議された。

     一方、習氏は中国から大規模な企業団を随行させた。制裁解除後の訪問は、イラン市場参入を狙う日本や韓国、欧州の主要国などに先駆けたもので、イランとの経済関係を強化する中国の強い意志を印象づけた。習氏は23日、イランの最高指導者ハメネイ師とも会談した。

     習氏はテヘランに到着した22日夜には「両国は国際的、地域的問題も助け合うことができる」と話し、国際政治での両国の連携を深める考えを示していた。

     習氏の発言からは、一帯一路の推進には、沿線の大国イランとの協力強化や中東安定化が不可欠との思いがにじむ。在イラン・サウジアラビア大使館襲撃事件などでイランとサウジの対立が先鋭化する中、習氏は19日からエジプト、サウジを訪問している。

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 女の気持ち 息子と彼女 名古屋市守山区・種田幸子(主婦・46歳)
    2. タクシー突入 「車の不調聞いていない」…容疑者の家族
    3. タクシー突入 病院に悲鳴響く…「お母さん」泣きすがる子
    4. 電柱ワイヤ激突 バイク男性、上半身切断 山陽電鉄線路に
    5. 記者の目 日露 北方領土問題の焦点=前田洋平(政治部)

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]