天理教の「教祖(おやさま)130年祭」が26日、奈良県天理市三島町の天理教教会本部神殿で営まれた。年祭は、中山みき教祖(1798〜1887)が亡くなった日に10年ごとに行われる節目の行事。教会本部は同日中に信者約20万人が帰参すると見込んでいる。
午前10時半から、中山善司真柱(しんばしら)を祭主に式典があり、韓国、台湾、米国など海外からの帰参者を含む多くの信者が参列。教会本部周辺は黒い法被姿の信者らで埋まった。
中山真柱が祭文を奏上した後、「かぐらづとめ」「てをどり」と呼ばれる祭儀が執り行われた。信者は中山みき教祖をしのび、全ての人が明るく楽しく暮らす「陽気ぐらし」の実現を祈った。【熊谷仁志】
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