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29日開始の意向 国連特使

 【カイロ秋山信一】シリア問題を担当する国連のデミストゥーラ特使は25日、ジュネーブで記者会見し、アサド政権と反体制派による和平協議を29日に始める意向を明らかにした。協議は6カ月に及ぶとの見通しを示し、全土での停戦や過激派組織「イスラム国」(IS)対策、人道支援などを優先議題に挙げたが、政権と反体制派の不信感は根深く、協議が順調に進むかは不透明な状況だ。

     和平協議は当初、25日開始を予定していたが、サウジアラビア主導で結成された反体制派の交渉団に対して、ロシアが「テロリストが含まれている」と批判し、協議開始の見通しが立っていなかった。デミストゥーラ氏は26日に政権と反体制派に招待状を送付すると説明したが、反体制派の交渉団の詳細は明らかではない。

     デミストゥーラ氏はまた、ISや国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」は停戦の対象に含まれないことを改めて示した。ただ、反体制派の一部はヌスラ戦線と対アサド政権で共闘しており、停戦実施には困難が予想される。

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