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タンク3万トン分増設へ 汚染水増加で

 東京電力福島第1原発で汚染水発生量が増加している問題を受け、国と東電は25日、汚染水の浄化処理後の水をためるタンクを7〜9月に新たに3万トン分増設すると発表した。建屋の周辺の地中を凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」が稼働して汚染水発生量が減ることを前提に、「タンク容量には余裕がある」としているが、凍土遮水壁の稼働を原子力規制委員会が認可するかは不透明だ。

     昨年10月に汚染地下水が港湾に流出するのを防ぐ「海側遮水壁」が完成。しかし、浄化設備で取り除けない放射性トリチウムの濃度が高く、地下水を海に流せないため、発生する汚染水は1日あたり約200トンから最大で約800トンに増えた。

     タンクや地下貯水槽の保管容量は今月21日現在で計約96万トンなのに対し、汚染水などの貯蔵量は約79万トン。東電は汚染水の増加に備え、汚染水漏れが問題となった旧型タンクを当面使用するという。

     凍土遮水壁を巡っては、原子力規制委員会は運用に不可欠な地下水位の管理について、東電に具体策の提示を求めるなど慎重な姿勢を示している。【岡田英】

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