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偏西風蛇行、沖縄上空にまで

降り積もった雪でかまくらを作る子供たち=福岡県春日市で2016年1月25日午後4時33分、田鍋公也撮影

 25日も各地で観測史上最低気温を更新するなど九州・山口地方は厳しい冷え込みが続いた。福岡管区気象台は今回の記録的な寒さは、偏西風の蛇行で大陸の強い寒気が日本の南部にまで流れ込んだことが原因としている。

     冬場には西高東低の気圧配置で大陸の寒気が日本列島の上空に流れ込む。通常、シベリア付近から日本列島付近を通る偏西風が、今季は北極圏付近から日本列島南側へと南北に大きく蛇行。それに伴い大陸の高気圧も日本列島側へと南に張り出し、寒気が沖縄上空にまで達した。

     例年0度〜氷点下4度の九州上空約1500メートルの気温は、24日午後9時時点で九州南部が大雪の目安とされる氷点下12度、沖縄上空も氷点下6度にまで下がった。

     九州大大学院理学研究院の川村隆一教授(気象学)によると、今回の現象は、北極圏での寒気の蓄積と偏西風の蛇行が重なる「北極振動」とみられる。川村教授は「暖冬をもたらしているエルニーニョ現象は昨年末がピークだったが、九州近海の水温が高めで寒気を湿らせたことも大雪となった要因と考えられる」としている。【山崎あずさ、関東晋慈】

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