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会見で「建設会社主催の会合に出席」

記者会見で記憶をたどるように目を閉じながら質問に答える甘利明経済再生担当相=東京都千代田区の内閣府で2016年1月26日午前10時6分、森田剛史撮影

首相官邸筋「甘利氏は説明できる」

 甘利明経済再生担当相は26日の記者会見で、自身と秘書が千葉県の建設会社から口利きを頼まれ、見返りに現金を受け取ったという週刊文春の報道に関連し、過去に建設会社側が主催した会合に出席したことがあると明らかにした。自身の現金授受に関する疑惑については、28日に改めて会見し否定する。首相官邸筋は「甘利氏は説明できる」と述べ、安倍晋三首相が甘利氏を続投させるとの見方を示した。

 甘利氏はこれまで、2013年11月に大臣室で、14年2月に神奈川県大和市の事務所で建設会社側と会ったことを認めていた。26日の会見ではさらに「千葉に(後援会の)支部を作るという話が持ち込まれた。秘書から(会社側が)支援者を集めてくれるので行ってほしいという話があった。20〜30人支持者を集めたということで、会を開いてくれた」と述べた。

 会合が開かれた時期については「大臣室に来られる前の暑いときだったと記憶する」と述べたが、明示はしなかった。そのうえで「私が向こうの関係者と連絡をとることはなかった」と強調した。

 官邸関係者は26日、「甘利氏の交代は考えていない」と述べた。政府は2月4日にニュージーランドで行われる環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の署名式に甘利氏を予定通り派遣する方針。ただ、秘書による口利き疑惑に関しては第三者を交えた調査に一定の時間がかかるため、野党側の追及は続く見通しだ。

 甘利氏の問題は、26日に始まった衆院本会議の代表質問でも取り上げられた。民主党の岡田克也代表は「今日に至るまで国民にまともな説明は一切なされていない」と批判。甘利氏を「重要閣僚であり、首相の盟友中の盟友」だとして、「任命責任はもちろん、首相にも重大な説明責任がある」と追及した。

 これに対し、首相は「組閣にあたって適材を適所の閣僚に任命し、国政を力強く前進させる責任は私にある」と答弁した。ただ、政治資金の問題は「一人一人の政治家が説明責任を果たしていかなければならない」という立場を重ねて表明した。

 民主党は26日、甘利氏に関する疑惑追及チームの会合を国会内で開き、都市再生機構(UR)と関係省庁の担当者に事実関係をただしたが、URや省庁は明確に回答しなかった。高木義明国対委員長は同日の会見で「甘利氏に関する疑惑が報道されて5日が経過した。本人が一切説明しないまま、代表質問を行うことは憲政史上、大きな汚点を残す」と批判した。

 自民、公明両党の国対委員長らは26日、国会内で会談し、29日から衆院予算委で実質審議に入る方針を確認した。しかし、野党は甘利氏に27日中の説明を求める姿勢を変えていない。民主党は「甘利氏の会見が28日なら、予算委の質問を準備する時間が必要だ」(幹部)として、予算委の2月1日への延期を主張している。【野原大輔、細川貴代】

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