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中東和平へ宗教対話…ローマ法王と会談

 【ローマ福島良典】キリスト教カトリックのフランシスコ・ローマ法王は26日、欧州訪問中のイスラム教シーア派国家イランのロウハニ大統領とバチカン(ローマ法王庁)で約40分間会談した。両者は宗教間対話の重要性を確認し、法王は中東和平の推進やテロとの戦いでイランが重要な役割を果たすよう大統領に促した。

     法王とイラン大統領の会談は、1999年3月にバチカンでヨハネ・パウロ2世とハタミ大統領が会って以来約17年ぶり。

     バチカンの声明によると、両者はイラン核問題に関する同国と欧米などとの最終合意を踏まえ、「中東紛争の政治的解決の追求、テロの拡散と武器密輸の阻止」でイランが果たすべき「重要な役割」を強調。宗教界が「和解、寛容、和平の促進」で責任を果たすべきだとの考えを示した。

     キリスト教徒やシーア派などを迫害しているスンニ派過激派組織「イスラム国」(IS)や、内戦下のシリア情勢を念頭に置いたやり取りとみられる。会談後、法王は「平和を望んでいます」とあいさつ。大統領は「私のために祈ってほしい」と法王に依頼した。

     法王との会談に先立ち、大統領は財界人との会合で「過激主義やテロと戦うなら成長と雇用を作り出すのが道だ。成長不在と失業がテロ勢力を生む」と指摘した。

     ロウハニ大統領はフランシスコ法王の選出(2013年3月)から3カ月後の大統領選で当選。両指導者の下、両国の外交関係や学術交流はより緊密になった。

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