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そり上げた頭で90回近く「記憶にない」など

野々村竜太郎被告

号泣会見から1年半 神戸地裁で初公判

 政務活動費の不正を否定した2014年7月の号泣会見から1年半。詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪で在宅起訴された元兵庫県議、野々村竜太郎被告(49)の初公判が26日、神戸地裁(佐茂剛裁判長)で開かれた。野々村被告は、当時の面影が想像できない、そり上げた頭と細い黒縁眼鏡姿で法廷に現れた。被告人質問では「記憶がございません」「覚えておりません」などと90回近く繰り返し、「いつから議員だったのか」という簡単な質問にも考え込んで沈黙した。閉廷後には身柄を勾留された。

     濃紺のスーツを着た野々村被告は公判開始時刻の午前10時半、弁護人に付き添われ、顔を紅潮させて入廷した。A4判の紙を持って証言台に進んだが、紙を持つ左手は震えていた。

     起訴状の朗読の後、佐茂裁判長に認否を問われると、「起立して発言してよろしいでしょうか」と言って立ち上がった。背筋を伸ばし、「公判に欠席したことを深く反省し、謝罪させていただきます」と述べ、裁判長と検察官、弁護人、傍聴席に向かって計4回、深々と頭を下げた。

     一方、午後の被告人質問では、口調ははっきりしていたが、ほぼ全ての質問に明言を避けた。捜査の終盤の14年11月に検察に詐欺を認める内容の「反省文」を提出した理由について、「政務調査費(の不正)で起訴されたこと(事例)はないと知ったもので、反省すれば検事に理解してもらえると思ったから」と説明。「うそ偽りで、非常に後悔している」などと述べた。

     野々村被告は25日に強制的に出廷させる「勾引状」によって身柄を拘束され、26日は初公判開始前の午前9時20分ごろ、収容先の刑事施設から神戸地裁に車で到着したとみられる。約150人の報道陣が地裁前に集まったほか、80席の一般傍聴席に対し、1013人が並んだ。【神足俊輔、宮嶋梓帆】

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