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進む「デジタル優先」 ジャーナリストが講演

フィナンシャル・タイムズのデジタル化の現状などについて講演する在英ジャーナリストの小林恭子さん=2016年1月27日午後3時15分、東京都千代田区の日本記者クラブで尾村洋介撮影

英メディア事情 進む「デジタル優先」

 欧州のメディア事情に詳しい英国在住ジャーナリストの小林恭子さんが27日、日本記者クラブ(東京都千代田区)で英大手経済紙「フィナンシャル・タイムズ(FT)」のデジタル化などについて講演し、「欧米の新聞では、デジタル版が主で紙面を従とする『デジタル・ファースト』がトレンド」などと話した。

     特ダネを紙面より先にニュースサイトなどに掲載する「ウェブ・ファースト」は、既に日本の一部新聞社も手がけている。しかし、「デジタル・ファースト」はデジタル版を優先し、その中から記事を選んで紙面を作るなど、編集の体制や意識の徹底した改革を伴っている点で、単なるウェブ・ファーストとは大きく異なるという。

     小林さんによると、FTはバーバー編集長のもと、デジタル・ファーストから更に進んだ「オーディエンス・ファースト」に踏み出している。オーディエンスは、記事だけでなく写真や動画など、さまざまなニュース・情報に接する人を指す概念。ウェブがメディアの主戦場となり、従来の「読者」に代わって使われるようになっている。

     オーディエンス・ファーストは、新聞社がニュースなどの情報を通して、オーディエンスとの関わり(エンゲージメント)を、いかに深めていくかを第一に考える方針。フェイスブックなどソーシャルメディアも活用、オーディエンスのいるところに読みたい情報を伝えていくという戦略が重要となる。

     FTはこの方針に基づき、ソーシャルメディア上でのニュースの拡散などを任務とする「オーディエンス・エンゲージメント・チーム」を設置、編集部署全体の意識を変革させるため、あえて編集室の真ん中にチームの席を置いて活動させているという。【尾村洋介/デジタル報道センター】

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