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秘書らの「口利き」「多額接待」疑惑残る

記者会見で辞任を表明し、会見場を退出する甘利明経済再生担当相=東京都千代田区で2016年1月28日午後6時13分、喜屋武真之介撮影

 甘利明経済再生担当相(66)=衆院神奈川13区=は28日、自身や秘書が千葉県の建設会社から口利きを依頼されて、現金を受け取ったとする週刊文春の報道を受けて記者会見し、閣僚を辞任する意向を表明した。

              ◇

     甘利明氏は記者会見で、東京地検特捜部出身の弁護士による秘書らへの聞き取り調査をもとに自らの記憶も織り交ぜ、疑惑について説明した。自分自身に違法性はないとしたが、「事務所を統括する人間が道を外れてしまったことを報道されるまで見逃してしまった」と監督責任を認めた。秘書たちの辞表を28日付で受理し、建設会社側から受けた寄付は全額返すという。

     週刊文春は、甘利氏自身の計100万円の現金授受について、「現金入りの封筒を内ポケットに入れた」などと報じた。これに対して、甘利氏は、政治資金として適正な処理を秘書に指示したと反論。「お客の前で現金の入った封筒を内ポケットにしまえば、人間としての品格が疑われる。そんなことを、するはずがない」と色をなして訴えた。

     しかし、週刊文春が詳細に報じた秘書たちの「口利き」や「多額接待」疑惑の具体的な内容に関する説明は、今後に残された。

     建設会社と紛争中だったURも28日に記者会見し、甘利氏の秘書たちと何度も接触したことを明らかにした。文春報道によると、秘書たちは「大臣もこの案件については知っているので、こっちもちゃんと返事を返さなくちゃいけない」などと甘利氏の名前を出し、「結論としては何かを出していただくしかない」などと迫ったとされる。

     秘書の問題について、甘利氏自身、「全容の解明には至っていない。引き続き調査を進め、しかるべきタイミングで公表する」と述べた。口利きの有無を含めた真相の徹底究明が求められる。【樋岡徹也】

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