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ミサイル発射準備 国連制裁強化けん制か

 北朝鮮が北西部・東倉里(トンチャンリ)のミサイル発射場で、長距離弾道ミサイルの発射準備を進めていることが分かった。日本政府関係者が28日、明らかにした。今月6日に4回目の核実験に踏み切った北朝鮮に対し、国連安全保障理事会は制裁強化を議論しており、これをけん制している可能性がある。防衛省は最高レベルの警戒監視を続けており、中谷元(げん)防衛相は29日から予定していた沖縄訪問を取りやめた。

     安倍晋三首相は28日、菅義偉官房長官らと国家安全保障会議(NSC)の4閣僚会合を首相官邸で開き、情勢を分析した。政府関係者によると、日米韓3カ国で連携し、北朝鮮による発射準備を把握。発射台に幕のような覆いがかけられており、偵察衛星の監視を防ぐ目的とみられる。

     政府内には早ければ数日か1週間程度で発射可能な態勢が整うとの見方があり、中谷氏が破壊措置準備命令を発令する検討を進めている。一方、「本当に発射するかは分からず、脅しかもしれない」(政府筋)との分析もあり、情勢を慎重に見極めている。

     菅氏は28日の記者会見で「北朝鮮は過去に核実験を実施した際にはミサイル発射を行った。2月16日は金正日(キム・ジョンイル)氏(2011年死去)の誕生日とも言われ、何らかの挑発を行う可能性は否定できない」と述べた。北朝鮮は12年12月に長距離弾道ミサイルを発射している。【村尾哲】

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