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高齢化進むハンセン病療養施設の保存訴え

 映画監督の宮崎駿氏(75)が28日、東京都港区内で国立ハンセン病療養所多磨全生園(東京都東村山市)について講演し「おろそかに生きてはいけないと学んだ場所。生きることの苦しさに負けずに生きた人たちの巨大な記念碑を残してほしい」と、入所者の高齢化が進む同園の保存を訴えた。スタジオジブリによると2013年9月の引退記者会見後、宮崎氏が公の場に出るのは2回目。

     同日始まったハンセン病の歴史を記録するための国際会議「人類遺産世界会議」の中で「全生園で出会ったこと」と題し講演した。近くに住む宮崎氏は二十数年前に映画「もののけ姫」の登場人物を思案中に初めて敷地に入って桜が印象的だったエピソードを披露。その後敷地内を散歩するようになり、入所者と知り合う中で「おろそかに生きてはいけない。作品を作ることに真正面から取り組まなければならない」と思うようになったと話した。【賀川智子】

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