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鹿島槍ケ岳

カクネ里雪渓は「国内4例目の氷河の可能性」

「氷河の可能性が高い」とされた北アルプス鹿島槍ケ岳のカクネ里雪渓=2015年10月18日、カクネ里雪渓学術調査団提供

 長野、富山県境の北アルプス鹿島槍ケ岳(2889メートル)北東斜面にある「カクネ里(ざと)雪渓」(長野県大町市)について信州大などでつくる学術調査団は28日、「氷河の可能性が高い」とする調査結果を明らかにした。学会で認められれば、国内4例目の氷河となる。

     カクネ里雪渓は、鹿島川最上流部の標高1800〜2200メートルにある。規模は最小となる9〜10月で最大幅400メートル、長さ700メートル。調査団が昨年9月24日と10月18日に調査に入った。

     調査団によると、氷河は、雪渓内に厚い氷体があり、長期間連続して流動していることが条件。今回クレバスに入って成分を測定した結果、深さ1メートルより下の部分は雪ではなく氷と判明。氷体に刺したポール5本を全地球測位システム(GPS)で測定したところ、2回の調査の間に全ポールが下流方向に12〜17センチ移動した。

     調査団長の小坂共栄・信州大特任教授は「予想をはるかに上回る動きで、氷河である可能性が高まった」と説明。3月の日本地理学会などに報告し、今夏にも論文を提出する。

     国内ではこれまでに、いずれも富山県で北アルプス剱岳の三ノ窓、小窓の両雪渓、立山の御前沢雪渓の3カ所が氷河と確認されている。【古川修司】

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