メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

反体制派らスイス国連本部前で政権へ抗議デモ

 【ジュネーブ秋山信一】スイス在住のシリア反体制派の活動家らが29日、シリア内戦の終結に向けた和平協議が始まったジュネーブの国連欧州本部前で、アサド政権による反体制派支配地域の包囲戦術に抗議した。包囲地域の住民らは草木を食べて飢えをしのいでいることから、シリアをスープ専門店に見立て「メニューには雑草や香草のスープしかない」と指摘した。

     抗議活動は「包囲スープキッチン」と命名され、シリア反体制派の活動家ら数十人が参加した。シリアの人道危機は「民間人への攻撃を続けるアサド政権やロシア軍だけでなく、危機解決に動かない国連や米国にも責任がある」と非難。「シリア人にスープを提供する代わりに飢えさせている」などと訴えた。

     中部ホムス出身の反体制活動家で、2013年にスイスに逃れたブルハン・ムーサさん(30)は「ロシアも米国も自分たちの利益しか考えず、シリア人のことなど気にしていない」と訴えた。

     包囲戦術は人や物の出入りを禁止し、敵対勢力の支配地域の生活環境を悪化させるのが目的で、アサド政権が多用している。国連によると、シリアでは少なくとも18カ所で、40万人以上が包囲下にある。食料や医薬品の支援が届かず、餓死者も出ているとされる。過激派組織「イスラム国」(IS)や反体制派が包囲している地域もある。

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 高畑容疑者 淳子さん会見での質問に批判殺到「不快だ」「母親に聞くな」
    2. リオ五輪 円盤投げの銀メダル売却 小児がん男児のために
    3. ワンセグ放送 NHK受信料、支払い義務ない
    4. 北朝鮮ミサイル 安保理が非難声明 中国軟化か
    5. 笑福亭鶴瓶 鶴瓶落語が歌舞伎に 作者に聞く「山名屋浦里」

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]