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倒木相次ぎ県道塞ぐ 山中の温泉客262人孤立状態

雨氷の重みで倒れ、県道をふさいだ木=長野県松本市入山辺で2016年1月30日午前6時56分、古川修司撮影

 29日から30日未明にかけて、長野県松本市などで倒木が相次ぎ、道路が塞がれるなどして旅館の宿泊客ら計262人が孤立している。

     29日午後5時ごろ、長野県松本市入山辺の扉温泉近くで倒木が相次ぎ、県道が塞がれ、旅館や日帰り入浴施設利用者と住民の計120人が孤立状態となった。けが人はないが、30日未明まで倒木が続き、県や市が撤去作業を進めている。雨水が枝で凍る「雨氷」の重みで木が倒れたとみられる。

     市災害対策本部によると、倒木は100本以上。現場は市東部の標高約1000メートルの山中。県道は、川沿いの狭い道で、冬季は扉温泉から先は閉鎖されている。

     孤立したのは、温泉旅館「明神館」(利用者・従業員102人)▽日帰り温泉「檜(ひのき)の湯」(同17人)▽住宅1戸(1人)。明神館は、停電により部屋の暖房や水道、電話が使えなくなっている。いずれも食料は確保されている。

     発生直後から約1時間にわたり倒木の撤去作業をした地元建設会社社員の近藤聖さん(51)は「バキバキという音が山の中に響き続け、いつ木が倒れてくるかと恐ろしかった」と話した。長野地方気象台によると当時、付近ではみぞれが降っていた。

     また、扉温泉の北約5キロの同市入山辺の美ケ原高原王ケ頭(おうがとう)ホテルでも宿泊客ら116人が、周辺道路が倒木で塞がれ孤立。同県山形村清水高原のホテル「スカイランドきよみず」に続く村道でも3キロにわたって倒木が相次ぎ、宿泊客ら26人が孤立している。村によると、ホテル周辺は停電している。

     長野県内では雪による倒木などのため、30日午前10時現在、松本市や岡谷市など県内約2400戸で停電している。【古川修司、稲垣衆史】

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