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在任歴代4位に…吉田、大平両元首相らに次ぎ

岸田文雄外相=藤井太郎撮影

 岸田文雄外相の在任期間が30日、1131日に達し、河野洋平氏(元衆院議長)と並んで歴代4位になった。甘利明前経済再生担当相が辞任し、第2次安倍内閣発足から閣僚を続けるのは麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官と岸田氏の3人だけ。手堅い行政手腕から自民党内では「ポスト安倍」候補にも名前が挙がるが、一方で「その割に存在感が薄い」という声は少なくない。

     岸田氏は29日の記者会見で「長ければいいのではない。中身が重要だ」と感想を語った。自身が会長を務める同党岸田派で将来の首相への期待があることについては「たいへん貴重な人間関係。引き続き大切にしたい」とかわした。こうした慎重さが、安倍晋三首相が岸田氏を重用する一因になっている。

     岸田氏は昨年12月、韓国外相と会談し、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」で合意した。最近は北朝鮮の核実験やミサイル発射準備などの対応にあたる。「安定感がある」と外務省内の評判もいい。

     戦後の外相の在任期間は吉田茂元首相の1909日(首相との兼務を含む)が最長で、2位は大平正芳元首相の1472日、3位は安倍首相の父、安倍晋太郎元外相の1334日。岸田氏が夏の参院選後も外相にとどまれば、歴代3位が見えてくる。【小田中大】

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