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温泉客ら331人一時孤立…倒木相次ぐ 長野

道路を塞いだ大量の倒木を撤去する作業関係者=長野県松本市入山辺で2016年1月30日午前8時14分、古川修司撮影

 長野県松本市などで29日〜30日未明、倒木が相次ぎ、道路が塞がれて旅館の宿泊客ら331人が孤立した。多くは避難したが、同県山形村では30日午後9時現在、39人が足止めされている。長野地方気象台によると、同市では29日、みぞれが降っており、雨水が枝で凍る「雨氷」の重みで倒れた木が多かったとみられる。

 孤立している39人は同県山形村清水高原のホテル「スカイランドきよみず」の宿泊客や周辺の別荘の所有者ら。29日夜、村道で3キロにわたって倒木が相次いだ。ホテル周辺は停電しており、県は消防防災ヘリで食料や暖房器具を届けた。

 松本市入山辺の扉温泉(標高約1000メートル)付近では29日午後5時ごろ以降、100本以上の木が倒れて県道が塞がれ、旅館や日帰り入浴施設利用者と住民の計128人が孤立した。市などが倒木の撤去を進め、30日午後、人が歩ける通路を確保し、従業員らを除いて全員が退避した。

 扉温泉の旅館「明神館」(宿泊客・従業員110人)は、停電のため部屋の暖房や水道が使えなくなった。母の古希の祝いのため家族4人で宿泊していた横浜市磯子区の飯野淳さん(43)は「昨夜はろうそくで過ごした。けさも停電したままで、寒かった」と話した。

 扉温泉の北約5キロの美ケ原高原王ケ頭(おうがとう)ホテルでも宿泊客76人が孤立したが、30日夜までに避難した。

 中部電力によると、30日午後4時現在、松本市などの同県中部を中心に1900戸で停電が続いている。【古川修司、近藤隆志】

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