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ドーハの奇跡!U−23日本 3発逆転韓国撃破!リオへ弾み

U−23アジア選手権決勝 日本3−2韓国(2016年1月30日 カタール・ドーハ)

 宿敵・韓国を劇的な逆転劇で破って手倉森ジャパンが五輪に弾みをつけた。リオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU−23アジア選手権で6大会連続の本大会出場を決めた日本は30日、決勝で韓国を3−2で破った。2点を追う後半22分に途中出場のFW浅野拓磨(21=広島)、同23分にMF矢島慎也(22=J2岡山)の連続ゴールで追いつき、同36分に浅野がこの日2点目となる決勝点を挙げて優勝。リオ五輪のサッカー男子は16チームが出場して8月4日に開幕し、手倉森誠監督(48)率いる日本は68年メキシコ五輪以来のメダル獲得に挑む。

     最後も劇的に決めた。2点差を追いついて迎えた後半36分、途中出場の浅野が中島のスルーパスに反応。DFと競りながら最終ラインの裏に抜け出すと、左足で右隅に流し込んだ。0−2の後半22分に決めたゴールに続く、この日2点目。スーパーサブが期待通りの仕事をやってのけた。

     驚異の粘りを見せた。1−2とした後半23分にはDF山中の左クロスをファーサイドに走り込んだ矢島が頭で押し込み同点。準決勝イラク戦で後半ロスタイムの決勝弾で五輪切符を獲得した勢いで2点差をはね返した。

     リオ五輪出場権獲得はもちろん、アジア制覇を目標としていた。日本は11年にザッケローニ監督が指揮したA代表がアジア杯を制して以来、U−16とU−19でアジア選手権を2度ずつ戦ったが、頂点には届かず。手倉森ジャパンも2度の公式大会でいずれも8強止まりだった。A代表も昨年1月のアジア杯準々決勝で敗れた。手倉森監督は「ザックジャパン以来、てっぺんを獲っていない。そこに日本を持って行くことに期待をかけられている」と決意していた。

     因縁の相手だった。韓国は14年仁川(インチョン)アジア大会の準々決勝で敗れた相手だった。その試合では終盤まで0−0。試合中、手倉森監督は、MF大島に「(球際を)激しくいけ」と指示した。その言葉に触発されたように大島は後半43分、ペナルティーエリア内で相手を倒し、与えたPKを決められ敗れた。「あれは失敗だった」。だからこそ、リベンジを果たしたかった。ロンドン五輪でも3位決定戦で敗れた世代の垣根を越えた永遠のライバル。「五輪出場を決めて日本は祝賀ムードだが、勝つと負けるとでは(そのムードが)一変する重要な一戦」。その決意には並々ならぬものがあった。

     今遠征では副将のDF岩波が日本で国旗を購入し持ち込んだ。そこに監督以下、選手23人全員がこの大会前に思いを書き込んだ。手倉森監督は中心の日の丸部分に「日本を世界へ 世界の日本へ 大和魂」と書き込んだ。この日もその国旗をロッカールームに持ち込んで臨んでいた。手倉森ジャパン27試合目にして、初の逆転勝ち。五輪予選では92年以来、34戦不敗だった韓国を破り、頂点に立った。指揮官を3度胴上げしたイレブン。リオでは黄金色のメダルを目指す。

     ▼手倉森監督 2点取られて開き直って仕掛けるしかないと。勝つことになっていたのかな、という気持ちです。2−0で勝つつもりだったので相当、プランは崩れたんですけどね…。胴上げ?2点取られてムカついていたのですっきりしました(笑い)。鍛え上げて安心して見られるような、世界が届くところまで上げていきたい。日本をサッカーで明るくしたい!女子(なでしこジャパン)も頑張ってください!

     ▼FW浅野 やっとゴールが取れました。ここまでゴールを取れなくてチームを苦しめていたので、大舞台でチームに貢献できて良かった。日本の皆さんを待たせていたのでここで(ゴールパフォーマンスの)ジャガーポーズをできたのは良かった。家族にも良い報告ができます。(スポニチ)

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