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日新製鋼買収へ…市況低迷で経営効率化

 鉄鋼国内最大手の新日鉄住金は1日、同4位の日新製鋼を買収する方向で検討すると発表した。鉄鋼業界は、中国の過剰生産による市況の低迷などで経営環境が悪化しており、買収によって経営の効率化を図り、国際競争力を高める狙いだ。

     新日鉄住金は、日新製鋼株の8%を保有する筆頭株主で、人事交流などで提携している。買収によって重複部門を統合したり、原料の共同調達などを進めたりするとみられる。日新製鋼は呉製鉄所(広島県呉市)の高炉2基のうち1基を今後、休止することを明らかにした。

     両社は同日、「子会社化を含む連携強化等について検討を行っているのは事実」などとするコメントを、それぞれ発表した。

     新日鉄住金は国内最大手で、世界でもアルセロール・ミタル(ルクセンブルク)に次ぐ2位。千葉県君津市など国内12カ所に生産拠点を持ち、2015年3月期の粗鋼生産量は4732万トン。一方、日新製鋼は国内7カ所に拠点があり、生産量は398万トン。ステンレス製品に強みを持つ。

     国内の鉄鋼大手の再編は、12年10月に新日本製鉄と住友金属工業が合併して新日鉄住金が発足して以来となる。買収によって、鉄鉱石から鉄をつくる高炉メーカーは、国内では新日鉄住金、JFEホールディングス、神戸製鋼所の3陣営に集約されることになる。

     鉄鋼業界では、中国経済の減速によって鋼材の需要が減少。過剰な生産設備を抱えた中国メーカーが、国内でさばき切れない大量の鋼材を輸出に回し、世界の市況悪化が深刻化している。この影響で、新日鉄住金が16年3月期の経常利益を2500億円(従来予想は3700億円)に下方修正したほか、JFE、神戸製鋼所、日新製鋼の国内大手が軒並み業績の下方修正を迫られた。【種市房子】

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