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国内生産停止へ…工場爆発で部品不足、6日間

 トヨタ自動車が1日、国内全16工場の車両組み立てを6日間休止することを決めた。グループ会社の愛知製鋼(愛知県東海市)で起きた爆発事故で、部品の調達遅れが避けられそうになかったためだ。大規模な生産停止は2011年の東日本大震災以来。15年末に発売した新型車の受注が好調なだけに納入遅れなどの悪影響が懸念され、改めて安定生産維持の課題を浮かび上がらせた。

     トヨタは国内で現在、1日あたり約1万3000〜1万4000台の車両を生産している。愛知製鋼は自動車の足回りやエンジンなどに使われる特殊な鋼材を生産。1月8日の爆発事故以降、在庫などでしのいできた。しかし、復旧が3月にずれ込む見通しとなり、幅広い車種で部品調達が遅れる可能性が高いと判断した。

     東日本大震災では取引先の半導体メーカーの被災などで、ほぼ全ての工場の稼働が約1カ月間休止した。トヨタはその後、部品供給網の見直しや代替生産時の計画策定などを進めた。しかし、今回の愛知製鋼の部品の問題では、他社へ生産委託するなどした代替品の耐久性の評価に時間をかけるため、「安全性や品質を優先しやむなく停止を決めた」(トヨタ幹部)と説明する。

     車両組み立てを休止するのは8〜13日。15日からは部品確保のめどが立ち、稼働を再開できる見通しとしており、「生産や顧客への影響を最小限にしたい」(広報)と強調する。

     ただ、停止対象の堤工場(愛知県豊田市)で生産する新型プリウスは、15年12月の発売から1カ月で受注が目標の8倍強の10万台を達成。既に納期が半年程度遅れる見込みで、さらに延びる可能性もある。同社関係者は「販売現場の勢いがそがれるなどの影響が出るかもしれない」と心配している。【竹地広憲】

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