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第9航空団新設 F15戦闘機1.5倍に

 防衛省は31日、沖縄・九州の防空にあたる航空自衛隊那覇基地(那覇市)に第9航空団を新設し、配備のF15戦闘機をこれまでの約1.5倍の約40機に増やした。九州・南西諸島の防衛力を高める「南西シフト」の一環。

     那覇基地の2014年度の戦闘機の緊急発進(スクランブル)は468回で、国内の半分を占める。地域別では4年連続の最多で、この5年で4倍に急増した。中国機が東シナ海周辺での飛行を活発化させているためだ。

     「那覇の戦闘機部隊はスクランブル数が多い上にカバーする空域が広く、他の戦闘機部隊と比べて負担が大きかった」(空自幹部)ことから、約50年ぶりになる航空団新設となった。増強されるF15は築城基地(福岡県)から移った。

     一方、那覇基地の戦闘機部隊が使用するのは民間機や陸海自衛隊も使う那覇空港の滑走路1本。那覇空港は14年度の離着陸数は15.5万回と国内有数の過密空港で、安全確保の徹底も課題となる。昨年6月には空自ヘリが離陸滑走中の民間機の前を横切って飛行するトラブルが起きた。

     防衛省によると戦闘機部隊増強で訓練飛行など離着陸数は一定程度増加する見込み。国土交通省那覇空港事務所は「日中の混雑時間帯は、新たな訓練飛行を他の時間帯に分散するなどして民間機にこれ以上の影響を与えないよう要望している」と話す。

     4年後の20年3月には2本目の滑走路の使用が始まる予定だが、それまで過密状態は続くとみられ、空自幹部は「南西防衛の任務をしっかり果たしつつ、部隊で工夫して運用していくしかない」と話している。【町田徳丈】

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