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アイオワ、共和はクルーズ氏勝利

 【デモイン(米中西部アイオワ州)西田進一郎、長野宏美】11月8日の米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いが2月1日夜(日本時間2日午前)、アイオワ州党員集会で開幕した。共和党は、CNNによれば、集計率99%で、保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)が28%を獲得し、勝利を決めた。不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が24%、マルコ・ルビオ上院議員(44)は23%。一方、民主党は集計率94%時点で、初の女性大統領を目指すヒラリー・クリントン前国務長官(68)は49.9%を獲得。「民主社会主義者」を自称するバーニー・サンダース上院議員(74)は49.6%で、接戦を繰り広げている。

アイオワ州の構成

 党員集会は1日午後7時(日本時間2日午前10時)から、同州内の約1700地区ごとに公共施設などで行われた。各地区の結果が州都デモインで集計されている。アイオワ州の結果は、第2戦となる9日の東部ニューハンプシャー州予備選と合わせ、指名争い全体の流れを左右する可能性がある。

 8年ぶりのホワイトハウス奪還を目指す共和党は主要候補が12人名乗りを上げている。

 クルーズ氏はオバマ大統領批判の急先鋒(せんぽう)で知られ、同党指導部とも衝突してきた。立候補表明後は、保守的なキリスト教福音派の支持獲得に絞って選挙運動を展開。この作戦は、過去の共和党党員集会で、参加者の5割から6割が出口調査で福音派と答えた保守的なアイオワ州で奏功した。

 全米の支持率で首位を保ち、過激な発言を繰り返すトランプ氏はその個性が高い支持率につながっていた。だが、戸別訪問など従来型の組織的な選挙戦術を重視せず、世論調査の支持率の高さや大規模集会への参加者の多さが、そのまま党員集会の結果につながるかは不透明と指摘されていた。

 クルーズ氏は1日夜に支持者の前に登場し、「偉大なアイオワ州に神の祝福あれ。今晩は草の根運動の勝利だった」と勝利宣言した。敗れたトランプ氏は1日夜の集会で「2位に終わったが、名誉に思う。テッド(・クルーズ氏)おめでとう」と敗北宣言をした。

 ルビオ氏は、同党で保守強硬派と勢力を二分する主流派からの期待を受けてきた若手のホープ。保守的な同州では不利とみられてきたが、トランプ氏に肉薄する3位の支持を集めた。主流派はジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)ら多くの候補がいるため支持が分散していたが、今後主流派候補が集約していく中で中心的な存在になる足場を築いた。ルビオ氏は1日夜の集会で、クルーズ氏を祝福したうえで、「(自分の出番があるという)メッセージを今夜アイオワが明確に送った」と語った。

 一方、民主党のクリントン氏は知名度と実績、豊富な資金力を持ち、当初から本命視されてきた。しかし、格差是正を前面に掲げ、公立大学の授業料無償化や国民皆保険などを訴えるサンダース氏は格差を実感する若者などから熱狂的な支持を受けている。昨年末に10ポイント以上あった支持率差は、今年に入って急速に縮まり、現在はほぼ並んでいた。

 【ことば】党員集会

 米大統領選では民主・共和両党が州ごとに候補を絞り込む「予備選・党員集会」と、夏の党大会で指名された両党の候補が直接対決する本選挙の2段階がある。予備選では投票で候補を選ぶが、党員集会では住民が集まり、どの候補を支持するのか話し合ったり、投票をしたりして決めていく。この段階では、市民は特定候補への支持を表明した代議員を選び、党大会で多くの代議員を獲得した者が大統領候補として指名される。代議員数は州人口に比例しており、アイオワ州は民主党が52人、共和党が30人。州によって、1位が全代議員を総取りする方式と、得票率に合わせて各候補に配分されていく比例方式がある。アイオワ州は比例方式。

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