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軍改革で5「戦区」創設 陸軍中心に終止符

 【北京・石原聖】中国軍は1日、全土を七つに分けた「軍区」を五つの「戦区」に再編し、陸海空軍を一体運用する統合作戦の指揮機構を「戦区」内に設置した。国営新華社通信が伝えた。習近平国家主席(中央軍事委員会主席)は昨年11月、指揮系統の一元化と即応体制の強化を目指した軍の大規模改革を行うと表明しており、今回の「戦区」設置で機構改革の大枠が固まることになる。

     習氏は1日、北京で開かれた戦区発足大会に出席し、「戦区は安全保障上の脅威に対処し、戦争に勝つ使命がある」と強調。「各戦区は軍事力運用の特徴を把握し、戦略を制定しなければならない」と述べ、地域に応じた作戦能力の向上に取り組むよう求めた。また、新たに任命された東部、西部、南部、北部、中部の各戦区司令官らに軍旗を手渡した。

     これまでの中国軍は、軍の最高指導機関である中央軍事委員会の下、執行機関として4総部(総参謀部、総政治部、総装備部、総後勤部)があり、その下に陸軍主体の「7大軍区」と海軍、空軍、戦略ミサイル部隊「第2砲兵」を置いていた。

     一連の改革では、陸軍中心の体制を転換し、「第2砲兵」を「ロケット軍」に改組した。4総部も廃止し、中央軍事委に権限を集中させていた。

     今回、瀋陽、北京、蘭州、済南、南京、広州、成都の7大軍区を五つの戦区に再編することで、軍区ごとに部隊管理と作戦運用の両方を行って肥大化した体制を、作戦に特化する狙いがある。組織のスリム化にもつながり、腐敗の温床や派閥の弊害を除去する狙いもありそうだ。

     国防省の楊宇軍報道官は1日、「戦区は中央軍事委に付与された権限に基づき、あらゆる作戦任務を担う部隊を指揮する」と説明。戦区で陸海空軍を一体運用するための調整は今回の再編で完成したとの認識を示した。

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