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甘利氏招致「国会の判断」 首相、野党要求に

衆院本会議で経済に関して発言するため、挙手して登壇する石原伸晃経済再生担当相。手前は安倍晋三首相=国会内で2016年2月2日午後1時2分、藤井太郎撮影

 衆参両院は2日の本会議で、石原伸晃経済再生担当相の所信を示す演説と質疑を行い、甘利明前経済再生担当相の辞任で空転していた国会が正常化した。安倍晋三首相は「閣僚の任命責任は私にある。国民に対し、たいへん申し訳なく感じている」と改めて表明。「今後ともしっかりと説明責任を果たしてもらえると考えている」と述べ、甘利氏が自身と秘書の金銭授受問題について引き続き説明に努めるとの見方を示した。

     衆院本会議で民主党の西村智奈美氏の質問に答えた。ただ、西村氏が甘利氏らの国会招致を求めたのに対しては「国会の運営は国会が決めることだ」と述べるにとどめた。

     「1月28日の記者会見で甘利氏は説明責任を果たしたか」という共産党の塩川鉄也氏の質問には「丁寧かつ詳細な説明が行われた」と述べた。野党が主張する企業・団体献金の禁止については「カネで政策や行政をねじ曲げようとする行為が許されないのは言うまでもない」としたうえで、「企業・団体が政党に献金すること自体が不適切とは考えていない」と明言した。

     参院本会議では、共産党の仁比聡平氏が、甘利事務所が都市再生機構(UR)と12回接触していたことを挙げ「圧力ではないか」と追及。首相は「国会議員の事務所から問い合わせがあれば、できるだけ丁寧に対応するのが基本であり、URもそのように対応した」と答弁した。

     一方、与野党は2日、衆院予算委員会の理事会で、3〜5日に首相と全閣僚が出席し、2016年度予算案の基本的質疑を行うことで合意した。

     甘利氏の疑惑は今のところ内閣支持率に影響していないが、民主党の岡田克也代表は2日の党幹部会合で、この日の首相の姿勢を「まったく説得力のない答えが繰り返された」と批判した。維新の党の今井雅人幹事長も記者会見で「首相は政治とカネの問題を重要視していない」と指摘。野党は引き続き甘利氏の疑惑を追及する構えで、3日から本格化する国会論戦の焦点になりそうだ。【野原大輔】

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