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中部空港島に国際展示場 19年秋開業目標

国際展示場の整備予定地

河村名古屋市長の公約達成困難に

 愛知県は3日、中部国際空港島の空港隣接地に、6万平方メートル規模の国際展示場を建設すると発表した。東京五輪の開催に伴う大規模展示場の不足を見据え、2019年秋の開業を目指す。一方、名古屋市も河村たかし市長が名古屋港内に大規模展示場の設置を目指すと公約に掲げ、県との共同事業化を目指してきたが、県が別の計画を進めることで、暗礁に乗り上げる公算が大きくなった。

     県によると、展示場の建設費は300億円で、周辺施設を含めた総工費は350億円に上る。16年度当初予算案に準備費3億5000万円を盛り込み、16年度中に着工する計画だ。建設予定地は県有地のため準備が容易で中部空港に隣接する交通アクセスの良さからも候補地となった。

     一方、名古屋市は、同市港区のポートメッセなごやの北約2キロの「空見ふ頭」に、5万平方メートル規模の展示場の設置を目指している。これまで別の土地の用地確保で難航してきたが、市が1月7日、県に対し「新たな土地のめどがついた」として共同事業を提案した。しかし、県は「19年の開業に間に合う根拠が示されていない」として、独自計画に踏み切った。

     大村秀章知事は3日、記者会見で「五輪開催に伴って首都圏で開催ができなくなる多くのイベントを呼び込む。19年開業は必達の期限だ」と述べた。名古屋市の計画については「既に2年間見守ってきた。1月の段階で前提条件(建設予定地)を動かすと、19年秋に間に合わない」と批判した。一方、河村市長は同日の会見で「県には一緒にやろうと引き続き呼びかける」と訴えたが、工期や必要な予算計上などは示さなかった。市としては単独整備は考えていないという。県の担当者は「予算編成は山場を迎えている。市が1月になって新たな提案をしてきたのは理解に苦しむ」と話した。【駒木智一、三上剛輝】

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