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大当たり棒で「ごもっとも」…埼玉の厄よけ神事

本殿前で当たり棒を突きだし福を呼び寄せる祈願者ら=三峯神社で

 埼玉県内各地で3日、節分行事が催された。秩父市の「三峯神社」(中山高嶺宮司)では、「福豆まき」と同時にヒノキ製の「大当たり棒」(長さ1.2メートル、直径18〜12センチ)を「ごもっとも」と頭上に突き出す珍しい行事があり、大勢の年男、年女でにぎわった。

     立春(4日)前の厄よけ神事として、午前7時から夕方までに6回、開催。祈願者がかみしも姿で本殿に集まると、年男役の神社職員、山中芳克さん(34)が「福は内」「鬼は外」と豆をまき、片袖を脱いだ添え人の内藤憲十郎さん(69)が「ごもっともさま、ごもっとも」と大声を張り上げて棒を突き出し、福を呼び寄せた。

     また、「関東三大不動尊」の一つとされる加須市の不動ケ岡不動尊総願寺(山口真司住職)では、江戸時代からの伝統行事「鬼追い豆撒(ま)き式」があった。

     赤鬼が大護摩供(おおごまく)でたかれた火を移されたたいまつ(長さ約3メートル、重さ約30キロ)を振り回しながら、お堂の回廊を走り回るこちらも珍しい行事。参拝客らは、1年間は息災に過ごすことができるとされるたいまつの火の粉を浴びようと歓声を上げ、年男や年女がまく福豆やお菓子を袋いっぱいに集めていた。

     同市土手の専門学校3年、五十嵐柚香(ゆか)さん(21)は「毎年楽しみに来ています。お菓子がたくさんもらえました」と喜んだ。

     川越市の喜多院(塩入秀知住職)では「節分会追儺(ついな)豆まき式」が行われ、約500人の参拝者が本堂前の張り出し台からまかれた計約400キロの豆を拾った。

     喜多院では「鬼は、仏様が姿を変えたもの」との考えから、「鬼は外」は言わない。このため、厄よけの護摩祈願を受けた年男ら約60人は「福は内」ととなえながら、豆をまいた。【岡崎博、安藤いく子、岡礼子】

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