メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

核実験から1カ月…進まない国連の動き

北朝鮮の核実験・ミサイル発射と国連安保理の動き

 【ニューヨーク草野和彦】北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルの発射を通告したことを受け、国連安全保障理事会がこれまでにない対応を迫られている。先月6日の4回目の核実験を受けた新制裁決議案の交渉が1カ月近くたってもまとまらず、核実験と弾道ミサイル発射という、二つの決議違反行為への対処に同時に取り組む可能性が出てきているためだ。

     「対北朝鮮で国際社会がより厳しい措置を支持する必要性を示している」。米国務省のカービー報道官は2日、打ち上げ通告に対しこう述べる一方、ミサイル発射を思いとどまらせる予防的な手段として、現在交渉中の新決議案の採択を急いでいるわけではないことを確認した。

     安保理外交筋も毎日新聞の取材に対し、新決議案が採択されない段階でミサイルが発射された場合は「両方を踏まえた決議になるだろう」と指摘した。

     2006〜13年の北朝鮮による4回の長距離弾道ミサイル発射と3回の核実験について、安保理はそのケースごとに決議や議長声明で対応してきており、異なる挑発行為に同時に取り組んだことは、これまでない。

     また、弾道ミサイル発射の後に核実験を強行するのが従来のパターンだったが、今回は順番が逆となる可能性が高い。さらに、打ち上げ予告期間は今月8〜25日の長期にわたる。4回目の核実験に対する新決議が採択された後、北朝鮮がミサイルを発射する可能性も否定できず、その場合はさらに新たな措置を講じる必要がある。

     別の安保理外交筋は取材に「これまでとは異なる新たな展開だ」と述べ、安保理による北朝鮮問題への対応が新たな局面に入ったとの認識を示した。

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 厚木基地騒音訴訟 自衛隊機飛行差し止め請求棄却 最高裁
    2. 藤田ニコル デザインした振り袖姿でご満悦 「渋谷を走りたい」
    3. 世界の雑記帳 ローマ法王がメディアに強い警告、「偽りの情報拡散は罪」
    4. 和歌山 猛毒ガニを捕獲 「食べないで」注意呼びかけ
    5. 特集ワイド 「日常」にいとおしさ うわさのアニメ「この世界の片隅に」を見た

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]