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逆流性食道炎

胃酸逆流、禁煙が効果 大阪市立大発表

 胃酸が逆流して食道に炎症が起きる「逆流性食道炎」について、禁煙で症状が改善したとする研究成果を大阪市立大の研究グループが発表した。治療に胃酸の分泌を抑える薬が使われるが、禁煙だけで治る可能性があるという。5日付の米電子科学誌プロスワンに論文が掲載される。

 逆流性食道炎は成人の10〜20%が発症するとされる。胃酸で食道の粘膜が傷つき、胸焼けなどの症状が出る。悪化すると出血の恐れがあり、まれにがんを発症する。喫煙、飲酒などの生活習慣や肥満が一因とされる。

 大阪市立大医学研究科の藤原靖弘准教授(消化器内科学)らは、もともと逆流性食道炎を発症し、禁煙外来で約3カ月の禁煙治療を受けた73人について、1年後の追跡調査で症状を検証した。

 その結果、禁煙を続けていた51人のうち22人(43%)は逆流性食道炎が治っていた。一方、喫煙を再開した22人では、逆流性食道炎が治ったのは4人(18%)に過ぎなかった。

 逆流性食道炎は薬で逆流そのものを抑えられず、服用を続ける必要がある。骨折しやすくなるなどの副作用の報告もあるという。藤原准教授は「禁煙だけで治療できれば、薬の副作用を心配しなくてよくなる」と話している。【吉田卓矢】

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