4日午後9時15分ごろ、大阪市西成区天下茶屋東2の木造2階建て住宅(5戸1棟)から出火、東側の3戸分計約125平方メートルを焼いた。東端の2階の部屋から60代ぐらいの男性が救出されたが、病院で死亡が確認された。この部屋の住人男性は避難して無事で、大阪府警西成署は遺体の身元確認を急ぐとともに、出火原因を調べている。
西成署によると、東端の住戸は共同住宅として使われ、1階と2階が別世帯。1階の住人男性と連絡が取れていないという。近くの女性(56)によると、1階の部屋から黒煙が噴き出し、部屋の奥で炎が上がっていた。
現場は南海本線・天下茶屋駅の北東約700メートルの共同住宅やアパートが密集する地域。【向畑泰司、吉村周平】