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5人死亡 台南市で16階建てビル倒壊

6日朝にM6.4 建物倒壊で多数の人々が閉じ込められる

 【台南(台湾南部)・鈴木玲子、北京・工藤哲】台湾中央気象局によると、6日午前3時57分(日本時間同4時57分)、台湾南部・高雄市を震源とするマグニチュード(M)6.4の地震が起きた。震源の深さは約16キロ。震源に近い台南市では、建物の倒壊などで多数の人々が閉じ込められた。当局などによると、少なくとも5人が死亡。消防当局は1000人以上の態勢で救出を急いでいる。

 台湾メディアによると、揺れは台北など一部を除き、台湾のほぼ全土で観測された。台南市では16階建てのビルが倒壊したほか、7階建てのビルが大きく傾いた。約90世帯が入居する16階建てビルの倒壊現場では、これまでに221人が救出され、少なくとも7人が取り残されているという。41人が病院へ運ばれ、生後10日の女児ら3人の死亡が確認された。ビルは築20年以上という。

 倒れた給水塔の下敷きになった女性(50)なども含め、死者は計5人に上った。台南市消防当局によると、6日午前8時(同9時)過ぎまでに115人が病院に搬送されており、死傷者はさらに増える可能性がある。

 台南市は台湾南部の主要都市で、人口約190万人。同市や高雄市では12万戸以上が停電した。また、台湾高速鉄道(台湾新幹線)は中部の台中市以南の運転を一時休止した。台湾の原子力発電所に損傷はなく、正常運転を続けている。

 台湾の行政院(内閣)は中央災害即応センターを設置。馬英九総統は6日午前、センターを訪れた後「全力で台南市政府を支援する」と語り、現場を視察するために被災地に向かった。

 日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所によると、地震による日本人の被害は現時点で確認されていない。

 台湾では地震が頻繁に起きており、1999年9月には中部を震源とするM7.7の大地震で、2400人以上が死亡した。台湾のインターネット上には被災者の無事を祈る声や「99年の地震の時に感じたのと同じ恐怖だった」などの声があふれている。

 中国国務院(政府)台湾事務弁公室は6日、台湾で起きた地震を受けて「お見舞い」の意を表明した。さらに台湾側との連絡を保ち、支援が必要なら協力の用意があると伝えた。

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