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アサンジ容疑者拘束終了を…作業部会要求

 【ロンドン矢野純一】国連人権理事会の恣意(しい)的拘禁に関する作業部会は5日、内部告発サイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジ容疑者(44)が逮捕を逃れてロンドンのエクアドル大使館に長期間籠城(ろうじょう)を強いられている状態は、「恣意的な拘束状態」との判断を下し、英国とスウェーデン政府に対し、同氏の行動の自由を認めるよう求めた。

     しかし、作業部会の判断に法的拘束力はなく、両政府もアサンジ容疑者を逮捕する方針を変えておらず、事態は硬直したままだ。

     アサンジ容疑者は2012年6月から同大使館に籠城。作業部会は、性犯罪容疑で逮捕状を出しているスウェーデンと、身柄を拘束して移送する決定を下している英国の両政府によって拘束状態にあると認定した。

     エクアドル大使館内からインターネットを通じて記者会見したアサンジ容疑者は「(作業部会の判断は)大きな勝利だ」と述べた。

     しかし、英外務省の報道官は5日、「アサンジ容疑者は身柄拘束を逃れるため自主的に大使館に滞在しており、恣意的な拘束に当たらない」と話し、大使館を出れば身柄を拘束する方針は変わらないとした。また、スウェーデン政府も「政府の判断に変更はない」として、逮捕状の取り下げは行わないとした。

     公電を含む機密文書を自ら運営するサイト上で暴露していたアサンジ容疑者は10年8月、スウェーデン検察当局によって、2人の知人女性への暴行など性犯罪容疑で国際指名手配され、同年12月に英国で逮捕された。スウェーデン、さらに米国に移送されてスパイ罪に問われることを恐れたアサンジ容疑者は、保釈中にエクアドル大使館に逃げ込んだ。4件の逮捕状のうち、3件が昨年8月に時効となったが、残る逮捕状の期限は20年までとなっている。

    ◇ウィキリークス◇

     オーストラリア人の元ハッカーのジュリアン・アサンジ容疑者が2006年に創設し、公電を含む多くの機密文書を公開してきた民間のウェブサイト。12年に在英エクアドル大使館に逃げ込んだアサンジ容疑者は、スウェーデンに移送されれば、その後に米国へ引き渡される恐れがあると主張し、同大使館での取り調べを要求している。

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