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ビル倒壊、耐震性と地盤に原因も 専門家指摘

倒壊した16階建てビル

 台湾は陸側のユーラシアプレート(岩板)と海側のフィリピン海プレートが衝突し合っている「プレート境界」の真上にあり、地震の多発地帯に当たる。ただ、6日未明に発生した地震で16階のビルが倒壊したことについて、日本国内の専門家からは、建物の耐震性や地盤の弱さが原因になったのではないかとの指摘もある。

     古村孝志・東京大教授(地震学)は、マグニチュード(M)6.4という規模と、震源の深さが約16キロと浅いことから、揺れが1往復する周期が比較的ゆっくりな「長周期地震動」だった可能性があると推定。その一方、「ビルが倒壊するほどの揺れとは考えにくい」とも指摘し、「建物の耐震性なども含めて調べる必要がある」と話す。

     長周期の揺れは、震源付近から地表面に沿って伝わる。地震が起こった地域は平野のため、揺れが遠くまで伝わりやすい。また、揺れの周期が大きく、ビルの上の階ほど大きく揺れる特徴がある。

     遠田晋次・東北大教授(地震地質学)は「今回はプレート境界の一部で起きた可能性がある」と指摘。1999年に2400人以上が犠牲となった地震(M7.7)より規模が小さいが、「南部は地盤が弱く、地震の規模に比べて甚大な被害が出たのではないか」と話す。【大場あい】

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