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中国「遺憾だ」 メンツ潰され不快感

 【北京・石原聖】中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)副報道局長は7日、北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射について談話を発表し、「国際社会の幅広い反対を顧みずに弾道ミサイル技術をもって発射したことは遺憾だ」と表明した。一方で「朝鮮半島情勢の緊張をさらにエスカレートさせるような行動を取るべきではない」とも指摘し、関係国に対話の再開を呼びかけた。

 過去のミサイル発射では、「衛星打ち上げ」とする北朝鮮の主張に配慮し、中国外務省の談話では「ミサイル技術」との表現は使ってこなかった。今回の表現は「核実験で潰れたメンツがさらに潰された」と受け止めた中国側の不快感が込められたものと言える。

 中国は2〜4日、武大偉(ぶ・だいい)朝鮮半島問題特別代表を訪朝させ、6カ国協議の再開で事態打開を目指したが、北朝鮮は武氏が平壌入りした2日に事実上のミサイル発射実験を国際機関に通告した。北京の外交筋は「核やミサイルは対話の俎上(そじょう)に載せないと北朝鮮が宣言した」と指摘する。

 だが、最大の支援国という「特別な役割」を担う中国が制裁を完全履行すれば北朝鮮が暴発し、中国自身にも影響が及ぶ。中国は今後も厳しい制裁に慎重な姿勢を崩さないとみられる。

 王毅外相は5日、朝鮮半島情勢について「鍵は米朝双方がどう政治決断するかだ」と主張。北朝鮮への影響力を行使していないとの批判が中国に向かう中、事態を悪化させたのは圧力一辺倒で対話を拒否する米国にあると暗に批判した。

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