東証

一時1万6000円割れ 1年3カ月ぶり

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1万5000円台になった日経平均株価を示すボード=東京・八重洲で2016年2月10日午前10時52分、後藤由耶撮影
1万5000円台になった日経平均株価を示すボード=東京・八重洲で2016年2月10日午前10時52分、後藤由耶撮影

 10日の東京株式市場は、世界経済の先行きや原油安に対する懸念から売り注文が優勢となり、大幅に続落した。日経平均株価の下げ幅は一時600円を超え、2014年10月以来、約1年3カ月ぶりに1万6000円を割り込んだ。日経平均は前日の取引でも急落し、900円超と今年最大の下げ幅を記録したが、円高・ドル安の進行など市場の動揺は収まらず、下げ止まりの兆しが見えないまま。午前は前日終値と比べ385円59銭安の1万5699円85銭で取引を終えた。

 10日午前の東京債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが引き続き、マイナス基調で推移した。史上初めてマイナスとなった前日に続き、国債に買いが集まって価格が上昇。利回りは一時、マイナス0.035%まで低下し、前日につけた過去最低に並んだ。しかし、その後は利益を確定するための売りが出るなど、昼過ぎには一時0.015%とプラスに転じた。

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