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「言葉足らず」と陳謝 被ばく線量めぐり

官邸入りする丸川珠代環境相=首相官邸で2016年2月9日午前8時2分、喜屋武真之介撮影

 東京電力福島第1原発事故に伴う除染などで、国が長期目標とする年間追加被ばく線量の1ミリシーベルトについて、丸川珠代環境相が「何の科学的根拠もなく時の環境大臣が決めた」と発言したと信濃毎日新聞が報じたことを受け、丸川氏は9日の閣議後記者会見で「そういう言い回しを使ったか記憶にない。伝えようとした趣旨が伝わらず、言葉足らずで申し訳ない」と陳謝した。

     丸川氏は7日、長野県松本市内の自民党参院議員の会合で講演。同紙によると「『反放射能派』と言うと変ですが、どれだけ下げても心配だという人は世の中にいる。そういう人たちが騒いだ中で、何の科学的根拠もなく時の環境大臣が決めた」と述べ、環境相だった民主党の細野豪志政調会長を批判したという。丸川氏は9日の会見で「自分の曖昧な記憶を頼りにしか話せず申し訳ない」「言葉足らずだった。今後とも1ミリシーベルトが長期的な目標だ」と釈明した。

     「1ミリシーベルト」をめぐっては、当時の民主党政権が国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づき、自然放射線などを除いた一般的な人の長期目標として定めた。一方、政府与党内には1ミリシーベルトが「安全基準」とみなされた結果、住民の帰還を妨げる一因になっているとの見方がくすぶっており、丸川氏も7日の講演で「(除染などで線量がその水準まで下がらないため)帰れるはずの所にいまだに帰れない人がいる」と述べたという。【渡辺諒】

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