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台湾地震

建設業者3人拘束 雑居ビル倒壊、過失致死容疑

台南市の頼清徳市長(左)がビルの模型を示しながら捜索の方針を説明するのを聞く行方不明者の家族ら=台湾南部・台南市で2016年2月9日、林哲平撮影

 【台南(台湾南部)鈴木玲子、林哲平】台湾の検察当局は9日、南部で6日に起きた地震で倒壊した台南市永康区の16階建て雑居ビルを建設した会社の元社長ら3人を業務上過失致死の疑いで8日夜に拘束したと発表した。ビルの倒壊現場では生き埋めになった人の生存率が著しく下がるとされる「発生後72時間」が過ぎ、行方不明者の家族らが焦りやいらだちを募らせている。

 検察当局は、倒壊現場で得た証拠や土木技師の鑑定により、ビルの建築資材を減らすなど建設工程に問題があったとみている。専門家からは「手抜き工事」や構造的な欠陥の可能性が指摘されているが、3人は容疑を否認しているという。台湾メディアによると、建設会社はビル完成後の1999年に事業停止を申請し、倒産した。

 ビル倒壊現場には約100人が取り残されているとみられ、当局は9日から、捜索隊員が内部に入りやすくするため、建物上部などを3方向から重機で崩し始めた。

 撤去作業について説明に訪れた頼清徳市長の前で、一部の家族がひざまずき「捜索の進展が遅すぎる」と訴えた。説明会では地表近くに閉じ込められているとみられる住民の家族が、重機によるがれきの除去を進めるよう要望したのに対し、がれきが崩れて危険が及ぶことを心配する別の家族からは「自分勝手なことを言うな」と怒号が飛ぶ場面もあった。

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