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「甘い物が飲みたい」61時間ぶり救出の少女

61時間ぶりに救助された8歳の林素琴ちゃん。入院した病院で父や祖父母に見守られながら治療を続けている=台湾南部・台南市で2016年2月9日、代表撮影

 【台南・鈴木玲子】「甘い飲み物が飲みたい」。台湾南部の地震で倒壊したビルのがれきの中から61時間ぶりに救出された8歳の女児、林素琴ちゃんは一夜明けた9日、か細い声で訴えた。

 素琴ちゃんは入院先の病院で、左手首を固定されていた。目がはれ、右腕にも擦り傷が見られる。父の林鴻斌(こうひん)さんや祖父母に見守られながら、治療を受けていた。

 素琴ちゃんは、同じ部屋に寝ていたベトナム籍の親戚の女性、陳美日さん(28)と共に閉じ込められた。

 救助隊に発見されたとき、2人とも意識ははっきりしており、救助隊員の呼びかけに「痛い」と訴えながらも名前を告げた。素琴ちゃんは体温が低下し、脱水症状もみられたが、発見した救助隊員ががれきの隙間(すきま)から毛布や水を渡した。2人は助け出されるまで、おしゃべりをしたりして励まし合っていたという。

 台南市内の奇美医学センターに入院。9日に記者会見した医師によると、素琴ちゃんは長時間、からだが圧迫されていたため、筋細胞の成分が大量に血中に溶け出す症状「横紋筋融解症」を発症し、現在も飲食が禁じられている。8日にも診断した医師に「スムージーが飲みたい」と訴えていた。

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