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安倍首相、韓国ミサイル配備方針に支持

朴槿恵大統領との電話協議で表明

 北朝鮮による事実上の弾道ミサイル発射を受け、安倍晋三首相は9日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領との電話協議で、在韓米軍に新型迎撃ミサイル配備を目指す方針に対する支持を表明した。自衛隊も迎撃態勢を増強する方針で、日米韓3カ国のミサイル防衛(MD)システムの能力強化が加速しそうだ。

     首相は電話協議で、韓国が最新鋭地上配備型迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」配備に向けて、米国と公式協議を始めることを踏まえ「日韓、日韓米の具体的な安全保障協力を進めていくことが必要だ。韓国へのTHAAD配備に向けた取り組みを支持する」と述べた。

     THAADは発射された弾道ミサイルが大気圏に再突入する段階で迎撃する米軍の装備で、地上から最高で高度約150キロに到達するとされる。自衛隊の地上配備型迎撃ミサイルのパトリオット(PAC3)の射程約15〜20キロより長距離で迎撃が可能だ。THAAD関連システムは最大1000キロ以上先まで探知できるとされる強力なレーダーがあり、レーダーの探知情報を日本も共有できれば、中国のミサイルの脅威もけん制できる。

     ただ、韓国と軍事情報をやりとりするには「日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」を締結する必要がある。防衛省幹部は「在韓米軍との情報交換も協定がある方が望ましい」と説明しており、政府は韓国側に協定の早期締結を働きかけている。

     自衛隊もMD増強や見直しを進める構えだ。PAC3は全国の空自基地などに34基配備しているが、今回のミサイル発射対応では、沖縄県の宮古島への展開が発射予告期間開始の直前となり、本土から遠い先島諸島への展開の難しさが表面化した。中谷元(げん)防衛相は7日、先島諸島へのPAC3常時配備を検討するか問われ、「今後の北朝鮮の動向などを見ながら考えたい」と述べた。また、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載するイージス艦を現有4隻から2021年ごろまでに8隻に増やす。現行のSM3(最高高度数百キロ)の改良にも取り組み、日米で射程や迎撃高度を大幅に伸ばした新型の「SM3ブロック2A」(同1000キロ以上)を共同開発しており、18年度以降の生産・配備を目指す。【村尾哲】

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