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時速100キロで正面衝突か 鉄道事故10人死亡

南部バイエルン州、単線カーブで 81人負傷

 【ベルリン中西啓介】ドイツ南部バイエルン州バートアイブリング近郊で9日午前6時50分(日本時間同午後2時50分)ごろ、地元私鉄が運行するローカル線の電車同士が正面衝突し、先頭車両が大破、一部が脱線した。DPA通信によると、10人が死亡し、81人が負傷、少なくとも1人が行方不明になっている。在ミュンヘン日本総領事館によると、現在のところ日本人が巻き込まれたとの情報はない。

 電車は「バイエルン・オーバーラント鉄道」が運行し、計約150人の乗客がいたとみられている。森に囲まれた単線のカーブで事故は起き、運転士2人の死亡が確認された。電車は時速約100キロで走っていた可能性がある。現地入りしたドブリント運輸相は「お互いに気づくことなく相当な速度でブレーキをかけずに衝突したようだ」と説明した。

 この路線には、速度を制御する最新の自動列車制御装置が設置されていたが、衝突を防げなかった原因は不明。今後、回収した運行記録装置の解析を進める方針。メルケル独首相は「なぜこの不幸が起きたのか、全関係省庁が全力を挙げて解明すると信じている」と述べた。

 現場は都市部から離れた農村地帯で、医療機関から離れているため、ヘリコプターによる負傷者の搬送が続いている。隣国オーストリアからもヘリが出動している。

 独国内では、2012年4月、中部ヘッセン州で電車が工事用車両に衝突し3人が死亡したほか、11年1月には北部ザクセン・アンハルト州で、列車同士が衝突し10人が死亡する事故が起きている。

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